2025年2月14日

カラフルなデコペン!花田えりこのHomemadeって👍⑧

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こんにちは。花田えりこです。このコラムでは、製菓材料とその使い方や楽しみ方、コツなどを、私の体験談を交えてお話しさせていただいています。Homemadeって👍(いいね)のタイトルで、おうちでできる、手作りならではのドキドキわくわくをお伝えしたいと思っています。

今回は、季節限定でお店に並ぶ、デコペンのカラフルバージョンのご紹介と、ワンランクアップな使い方についてです。

以前(コラム⑥)では、普段見かけるデコペン(デコペンチョコ・ホワイト・レッド・ピンク・ブルー・ブラック)について、”初めてさん”への使い方をご紹介しました。
クリスマスからバレンタインあたりは、イエロー、オレンジ、パープル、グリーンなどもお店に並びます。
デコペンの扱いにちょっと慣れてくると、”もっと綺麗”に”もっと細く!”描きたくなってくるのでは!?

▪️おさらい(温め方)

まずは基本に戻って、温め方からです。
ボールに、50度くらいのお湯を用意して、しばらく付けておきます。(5〜10分)
季節にもよりますが、お湯が冷めてきたら取り変えて温度を保ちましょう。
そしてデコペンをよく揉み、先をハサミでカットするか、ねじり切って、押し出すようにして描きます。

▪️しぼり袋(小ビニールやコルネ)

デコペンを温めて絞り出す場合は一定の太さですが、
今回はちょっと一手間かけて、もう少し細く書ける方法に挑戦してみましょう。

食品OKの小さめのビニール袋、セロファン袋、またはOPPシート、オーブンシートなどを使用することができます。

小ビニール袋を使えばデコペンから詰め込むだけ。手っ取り早いです。
コルネを作ると、もっと細いラインも描けます。
透明だとわかりにくいので、オーブンシートを使ってご説明いたします。

①三角形または二等辺三角形にカットしたオーブンシート(OPPシート)の、一番長い辺の中心を決め、そこが絞り出す部分とします。写真では赤丸で囲んでいます。

②赤丸部分が尖るように、三角形の角を持ち上げます。

③もう一方の三角形の角も持ち上げ、三角錐を作る気持ちで、赤丸部分をもっと尖らせていきます。

④しっかり尖ってきたら、今度は青丸部分の角を合わせて持ちます。

⑤そして外側に数回折ります。(OPPシートの場合はテープで止めればOKです)

⑥シートが緩まないようにしっかり固定できたら、柔らかくなったデコペンの中身のチョコレートをしぼり出して、移し替えましょう。
上部はしっかり折るか、テープで止めるなどして、絞り出す時に、上からチョコが出てこないようにします。

先をハサミでカットして、しぼり出しながら使います。

カットする大きさによって、太さを調整することができます。

▪️温かさをキープ

デコペンは、カットした先端から水が入ってしまうと、チョコがうまく絞り出せなくなります。
先端に爪楊枝など刺すと、温め直すときに水分が入りにくくなるので、おすすめです!

ボールに温かいお湯を入れ、ラップ材を長めに切って数枚張り、ラップ材が水面に着くようにして被せ、周りはしっかりボールに密着させます。
ラップ材の上に、水(お湯)が入らないようにします。
そして口をきちんと閉めたデコペンをのせて温め、柔らかさをキープしましょう。
(お部屋が寒い時は、さらにこの上に、熱いタオルを被せると良いですよ。)

コルネや小ビニール袋に詰め替えたチョコも、同じように温めながら使うと、
柔らかさをキープできるので、便利です。
温度が下がったお湯は、時々取り変えてくださいね。

▪️バレンタインに

トッピング材料をいろいろ準備して、ハートクッキー作りはいかがでしょう。
アラザン、トッピングハートシュガー、ラメシュガー、フリーズドライイチゴなど。
チョコを温めながら作れば、落ち着いて作業できます。

▪️春はイースターに

▪️秋はハロウィンのパンに

▪️冬はクリスマスクッキーに

デコペンは、アイデア次第でバラエティー豊かな手作りを楽しめるので
きっとあなたも夢が膨らみますよ♪
ぜひ、デコペンと仲良くなってくださいね。

コラム執筆:花田えりこ先生

花田えりこ先生

花田えりこ先生

「メロンパンdeコッタ」「本日開店ミニパンやさん」など翻訳本を含め著書多数。食品衛生責任者。パンやスイーツからクラフトに至るまで、幅広く手作りの楽しさを子供たちに伝えています。また、テレビ・雑誌・SNSなどの各メディアでも、作品のプロデュースやレシピを提供。2018年には、メロンパンdeコッタ協会を設立。仲間の講師とともにメロンパンdeコッタレッスンを開催し、講座の収益の1部をチャリティーに役立てていらっしゃいます。

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